ずーっとお正月の話をしてきたので、
ここでひとつ、年末に花屋さんで売っている
松 と 千両のウラ話を。
松は、良く見るふつうの松です。
常緑樹(冬でも葉が枯れない木のこと) なので、”不滅”の意味で縁起がいいとされています。
お花屋さんに行くと、枝分かれのない真っ直ぐなもの(門松のような形)のほかに、
斑入りのもの(蛇の目松・花松など)
枝分かれしたもの(根引き松・五葉松など)
葉のなが〜〜い、大王松(だいおうしょう、と読みます)
と、いろいろな松を売っています。(年末限定です)
千両は・・・知らないって人もいると思うんですが、冬に紅い実のなる、こちらも常緑の低木。(黄色実もあります)
日本の実のなる植物には、ほかに 十両、百両、万両 と、上から下までバリエーションがあります^^
万両は、わりとお庭などでよく見かけると思うのですが・・・切り花では出回りません。
(年末年始に、鉢植えならお花屋さんで見られます)
切り花で、お正月用に出回るのは 千両 になります。
で、この 松と千両ですが。
倉庫を別に持っているような大きなお店は別ですが、
ちょっと気をつけてみていると、12月半ばくらいには
お花屋さんのすみっこに松と千両がこっそり置いてあります。
売ってます! って感じじゃなくて、
新聞紙にくるまって隠れるように・・・
それを見ているお客さんもけっこういて、
「それ、前からあるわよねえ、新しいのをちょうだい」
って、言われたりするんですけど・・・・・・
あのですね、申し訳ないんですけど、
それ、無理なんです。なんでかっていうと、
松と千両の仕入れは年に1回しかないんです。松は、だいたい12月1〜2週、
千両は、12月2〜3週くらい。
年に1回だけ、松だけ、千両だけ、という一風変わった市場が行われます。
厳密に言えば、他の日でも、手に入らないことはないのですが。
基本的には、この年1回の専用市の日以外にはほとんど出荷がありません。
だから、お花屋さんはふつう、この年1回の市で仕入れをします。
わたしは、この市ではセリをしたことがありません。
このセリだけは、必ず店長がしていました。
(セリに行っていた時は、店長ではなかったので)
だから、セリおとしたものを集めるところしかしていないのですが、
店長は
午前2時とか3時 に市場に行っていたようです。
ひいいいいいい。
・・・なものだから、追加で新しいものは、仕入れられないんですよ〜〜
お教室のレッスンなどで、変わったものとか、大きい枝が欲しい!
っていうような場合は、11月末〜12月あたまくらいまでに頼まないと入手不可能になってしまいますので要注意です!
この他にも、
クリスマスツリー (11月最終週くらい) や
ハロウィン用かぼちゃ (10月あたまくらい) が、やっぱり年1回しか市場がない特殊な商品になります。
ちょっと意外な、見えないお花屋さんのウラ側でした。
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