おうち花マイスター*本多るみ
今日は、お花屋さんの 「旬」 のお話。
花を贈るとき、「旬」でトラブルになることがあります。
そうですね・・・ちょっと例をひとつ。




4月も半ばを過ぎ、春の花が街中に咲いている。
そういえば、今度友達の誕生日! 
洋子さんは、花屋さんに 「お花を届けてほしい」 と注文しました。

「いま、一番いい旬のお花でお願いします」

それを受けた花屋さんは、何の疑問もなく
初夏の花(トルコききょう、バラ、カンパニュラなど) を届けました。

受け取った由香里さんは、とても喜び、洋子さんに
「すてきなお花ありがとう」 と電話をしました。

ところが、由香里さんと話していて洋子さんはびっくり!
洋子さんは、チューリップやスイートピーが届くとばかり思っていたのです。
いいなと思ったから、春の花を届けたかったのに!!

洋子さんは怒って花屋さんに電話をしました。
「ちょっと、旬のお花を送ってって言ったじゃない!!」





・・・
このような話は、じつは珍しくありません。

クレームの電話まではしなかったとしても、
「あれ? 想像していたものと、違う」
という経験がある人は少なくないと思います。
(季節以外にもいろいろあると思いますが
 今日は季節感の話に絞りますね^^)


この場合、確かに、花の種類を確認しなかった花屋さんも問題があります。
「いま旬の花は、初夏の花になりますがよろしいですか?」
と一言断っておけば、Aさんも不快な思いをしなくて済んだでしょう。


実際、わたしは「季節の花」といわれたときに確認をするようにしていますが、びっくりするされる事のほうが多いです。
説明すれば、「じゃあ、今いい花を」ってなることが多いですけど
やっぱり 「体感する今の季節」 の花がある。
と思うほうが自然ですもんね。


ですが、花屋さんは一応、
洋子さんに言われたとおり、
その時一番質のいい旬の花を届けているんですよ。
だから、お花屋さんによっては 「文句言うな」 みたいなところもあるかもしれない。

これが難しいところなんです。







なぜ、このようなことが起こってしまうのか??
というと・・・

花屋さんの季節は先取りで進んでいる から。


花屋さんの季節は、約2ヶ月、ずれています。
2ヶ月先の季節の花が花屋さんでは 「旬」 なんです。




街でチューリップが咲いて、
「あ、チューリップいいな」 と思う頃には
花屋さんにチューリップはありません。

花屋さんにチューリップがあるのは
12月半ば~3月半ば頃。
質のいい期間となると、1月半ば~2月いっぱいくらいです。

街でチューリップが咲く4月には
花屋さんの季節は6月になっているのです。
早ければ、ひまわりがあったりします。



「旬の花」が、あなたの思っている「旬」と違うことを
説明してくれる花屋さんがすべてではない
ので、

後で 「こんなはずじゃなかった」 
となってしまわないように、ちょっと覚えておくといいと思います^^





ちなみに、鉢植えでもいま(2月)は春の花が「旬」ですが
買ってきてすぐに外に出すのはやめましょう!

本来は、4月になってからつぼみをつける花です。
温室で 「春」 を作って、早く咲かせているんです。
本来なら今は、冬眠していたり、小さくなって冬をしのいでいる時期です。

「もう春がきたんだ!」
と思ってつぼみをつけ、花を咲かせたのに
冬の寒空に出してしまうと、凍えて枯れてしまうことも・・・
つぼみもおちてしまったりします。

今はお部屋の中で楽しんで、春になってから外に出してあげてください。
来年からは、2月には咲きません、4月になってから咲きます。




春のお花を買うなら、今が旬ですよ!!






昨日、同僚がイチゴ狩りに誘ってくれたので行ってきたのですが
てっきり近場に行くと思っていたわたしは館山まで行くと聞いてびっくり。

うちは車がないので、そんなところまで日帰りで行こうなんて
考えもしなかったよ。

神奈川県央出発 → ベイブリッジ(軽く朝食) →
アクアライン(海ほたるに寄り道) → 木更津で昼食
→ 館山でイチゴ狩り → 金谷港 →フェリーで久里浜
→ 横浜中華街で夕食 → 神奈川県央まで帰宅。

・・・1日でこんなに移動できるもんなんですねえ、車ってすごい。

しかし、食べすぎでまだお腹が何か変です。
食い倒れツアーでした^^;



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060214.Varentine

わたしの記憶に間違いがなければ、
今年は11回目のバレンタイン。

でも、チョコレートケーキを作るのは、10回目。





むかし、まだ結婚していなかった頃、
毎年頑張ってチョコレートケーキを作っていたのですが
ケーキを出しても反応なし。

切って出せば食べるには食べるんだけど
あまりの反応のなさに、一時やる気を失くしました^^;


5・6年目くらいだったと思います。



で、その年。
買ってきたチョコをあげたら、
ものすご~~く、がっくりしたみたいで。

何も言わなかったけど、明らかに消沈しているのがわかるくらい。



「だったらもっとありがたがれよ!!」



と思ってしまったことは胸に秘め、
翌年からまたチョコレートケーキを作るようになりました。

フロマージュショコラ・ガトーショコラ・ブラウニー・・・

今年は中身はザッハトルテの生地ですが
チョココーティングがめんどう(おい)だったので
生クリームにチョコを混ぜて塗り塗り
間にはさんだクリームに胡桃を入れています。

  
    ・
    ・
    ・


当時は胸に秘めていたその事を話したところ

「そんな事あったっけ??」 と一言。


今となっては笑い話ですけど、
どーして男の人ってこういう事すぐ忘れるんでしょうね~~?


まあいいけどね。







お店で咲いたバラ(もう売れないので)もらってきました。
スプレーバラの「マカレナ」です。
黄色や赤もあります。
どの色も明るい色で、可愛いの。
巻きが浅いので、すぐ”しべ”が見えるのですが
チューリップと一緒でね、咲いた花をお客さんが嫌がるので
もう売れないのです、まだまだ持つんだけど・・・

もったいないので、頂いてきました。
キレイですよ~~
060214.Varentine




ちなみに・・・WEDGWOOD のお皿はもらいものです。
(我が家のキッチン周りはもらいものだらけです)


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でも字ばっかりになってしまったので今度絵や写真を追加しますね^^;

いま花屋さんでは春のお花が旬まっさかり!です。
来月になるともう春の花は減ってきてしまうので
今がお花屋さんの 春! です!
(花屋さんの季節の話も書かなきゃね~)

そして、春といえば、 チューリップ!
なのですが、チューリップの咲き乱れるこの姿
巷ではなぜか不評です。

060213.ripクルシアナRJ2


花屋さんには、「チューリップ嫌いだから使わないで」
という人が多々やってきます。
・・・・・・(ToT)悲しい。

どうやら、咲き始めのこういう姿のままでい続けて欲しいらしい。

060213.ripクルシアナRJ1



写真は去年(2005年)我が家で咲いた
原種チューリップ:クルシアナ・レイディ・ジェーン です^^




確かにね、アレンジメントに挿してあったら、
毎日光のほうを向いて茎が曲がったら、変な形になってくると思うよ。
花瓶に入れて、低いテーブルの上に置いていたら下向きになっちゃってぐったりしてるように見えちゃうと思うよ。

開かないと思っていたなら、咲いたら驚くかもしれない。


だけど、「チューリップ」っていう花は
茎が伸びるものだし、ちゃんと花が開く。
それが「チューリップ」なんだよね。


だから、はじめから茎が伸びるものだと思って
安定感のある器に入れて、高いところに置けばいいのよ。
咲く花だと思って、飾ればいいの。

枝垂れ桜は誰も嫌がらないのに
どうしてチューリップは嫌がるの?

枝垂れ桜が下に立って見るものなら
同じようにチューリップの下に立てばいいだけ。

チューリップに、「動くな」と言う前に
「動く、伸びる、咲く」生きもののチューリップを
受け入れて、そういう花だと思っていれば
こんなに綺麗な茎はないのにな。



花屋さんにも、茎があんまり伸びなかったり
伸びても枝垂れなかったり
花が開かないチューリップもあります。

だけどあえて、枝垂れる、花の咲くチューリップを
選んでほしいなあ。

花屋さんで
「茎が伸びて垂れてくるチューリップはどれ?」
って聞けば、教えてくれるから!


茎の堅い咲きはじめは普通に飾って
茎が伸びて曲がってきたら、切らずにそのままに
花瓶を高いところに移動!

昨日はこちらを向いていたのに
明日は上を向いて
あさっては下を向いて
しなやかな茎が踊るさまがチューリップはなにより美しい!


ほんとうの チューリップ 見てみてほしいなあ。



・・・写真を見せられたらいいのですが
お店の写真は撮れないし
わたしはたくさん買えるお金なくて・・・(ToT
ううう~ん、あの美しさを見れば

「チューリップがキライ」
なんて言わなくなると思う! 
多分、いやきっと、絶対!!


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品種改良がキライなわけじゃないです。

060212.ripヤンルース&ナイト



チューリップ ヤン・ルース(深紅) & クイーン・オブ・ザ・ナイト(濃紫)
ピンポンマム セイ・ファウスト





先日(「青いバラを見た!?」昨日のコメント
青いバラをそこまでして自然に反して造らなくてもいいんじゃないの?

とは言ってますが、品種改良そのものはとっても楽しみです。

毎年、新顔が出てきてはニンマリしてます*^^*



青いバラ って、やっぱり特別な存在だと思うんですよ。
”この世に存在しない、神があえて創らなかったもの”
として、人間の”夢”や”希望”の象徴だったものですよね。

それをテクノロジーで、可能だから、
といって造ってしまうというのはいかがなものだろう?
そんなことまでしてしまっていいんだろうか??
というギモンが頭をかすめるのです。

クローン人間ほど大問題なわけでもないんでしょうけど
「ありえないものを造る」という点では同じことなんじゃないの?
って、やっぱり心のどこかでひっかかるんですよ。


青い色素を持たないバラを、
それでも頑張って、青みの強い花を掛け合わせて
青い色素がないのに青紫っぽい!!
という花を咲かせるバラをがんばって作るところに
育種の醍醐味がある気がしてしまうのです。


わたしは、生化学の勉強した人間ですから
遺伝子組み換えの技術そのものは否定しませんけど
こういう技術で忘れてはならないのは

わたしたちは「地球に生かされてる一己の生命」であって
「地球をどうにかしてしまえるような大それた存在ではない」
ということなんじゃないのかなあ。

でも、技術を手にすると忘れちゃうんだよね・・・


なんだか、勉強した人間なのに、
こんなことを言うのも変かもしれませんが
やっぱり、遺伝子操作で真っ青なバラが誕生しても
きっと、心の底から綺麗だとは思わないんだろうなあ。

ないものは、ないからいいんじゃないの?
見てみたいという興味はあるけどね。




今日の写真は、この間お店にわたしの好きな品種のチューリップが入荷したので1本ずつ買ってきたものです。

ヤン・ルース と クイーン・オブ・ザ・ナイト

品種自体はそう新しくもなくなってきましたけど
とっても好きな品種です。



ヤン・ルースは10年位前に出始めたのですが、
その頃はあまり切り花では出ていなかったので
(ナイトのほうはわりと出回っていたけど)
球根を捜して、植えてみまして。

「どんな色が咲くんだろう!?」
とわくわくしながら育てました。
↓これはその10年前の写真(掘り出してみました^^;)



  (インスタントで撮った写真なのであんまり写りが良くないですが;)

どっちかというとヤン・ルースのほうが好きかも。
写真だと良く分からないかもですが、
このビロードのような花びら!
重厚な花色!
これで八重咲きだと重すぎるんでしょうが
シンプルな一重咲きがちょうどいい感じ。
陽の光に透けるとまた、ちょうどいい深みの赤になって
それがまた綺麗なのです。

すっごく気に入って、切り花で出てくるようになったとき
仕入れたんですが・・・・・・・
その頃のお店では、色が渋すぎて売れませんでした・・・(ToT)

今いるお店では、けっこうこういう渋い色も
お客さまが目に留めてくれるので嬉しいです~
チューリップは可愛いだけ、と思っているアナタ!
渋い色もあるからね!!


一緒に写っているピンポンマムは、とても綺麗な色で
やたらと花びらが大きめの不思議なマムだったので
買ってしまいました^^

内側はサーモンがかっているのですが
外側はグレイがかったスモーキーピンクで
なんともその微妙な加減が美しいですv


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先日、 「青いバラはまだないんだよ」
っていう話題を書いたところ、

「あたらしく開発されたバラがまだ売ってないのはどうして?」

という質問をいただきましたので
今日はそのお話です~



法律のハナシとか、実際の農家さんのウラ事情までは
わたしは詳しくないので、おおざっぱな話にはなりますけど・・・




去年(2005年)、サントリーが「青色色素を持つ」バラの開発に成功しました。

サントリーって、あのサントリーですよ。
ウイスキーとか、お酒のサントリーです。


花の品種開発って、なにも、種苗会社だけがやっているわけじゃないのです。
お酒のメーカーとか、食品メーカーって、けっこうやっています。

有名どころで、サントリー、キリン、雪印種苗(今名前どうなってんだろ?)ですかね。



お酒や食品メーカーさんは、当然というか必然と言うか、
よりよいホップだったり、モルトだったり、米だったり、
その他もろもろ、商品に使う植物の品種改良を進めるのですが

その研究チームって、植物の遺伝子組み換えの技術屋さんなわけだから
お花の開発にも熱心。




でね、そのサントリーが、初めて 「青い色素」 を持つバラの開発に成功したわけです。
今までのバラは、紫色をしていても、 「青の色素」 は持っていなかったの。

だから、かなりその  青 が、 違う らしいです。(見てみた~い!)

    → ニュース記事によると。


この記事にもあるけど、まず 「遺伝子組み換え作物の申請」
とやらをしないといけないみたいですね。

それから、普通は、花の新品種は 種苗登録 をします。

簡単に説明すると・・・
お花って生きてるから、切り花でも鉢植えでも、
買った人が指し芽や株分けでいくらでもコピー(みたいな分身)が
作れちゃうでしょ?

でもね、新しい花の研究開発には莫大なお金がかかっているわけ。
勝手に増やされて売られちゃうと、開発元が破産しちゃう。

だから、 「勝手に増やして売っちゃいけません」
っていう保護をしてもらうのが種苗登録。


一応、「売っちゃダメ」ってなってるけど、
たとえ無償でも、ガンガン増やして配られちゃったら同じ事で
CDとかと同じかな。
「個人で楽しむ分にはコピーをとっても構わないけど、
 第3者にそれを譲ってはいけませんよ」 
って思ったほうが良いのではと思います。


25年くらい保護されて、そのあとは解禁されます。
なので、ふつうに花屋さんで売っているような花はたぶんみんな登録されてると思います。
もしくは申請中か・・・
増やしてもいいけど、配らないように気をつけましょう~



ちょっと話がずれちゃったけど、つまり、
農家さんは、開発元から苗を必要な数だけ「買わなきゃ」いけないの。
花を売る目的で、勝手に増やしちゃいけないわけです。

新しい品種として登録します!っていっても、まだ苗木の数がない。
まず農家さんに育ててもらうだけの数の苗木がいるでしょ。
それを育てる時間がかかるし
さらに、育てる農家さんが増えないといけない。

1人2人作っていたって、全国の市場に下りてこない。
たとえ市場に入っても、珍しいから高級花屋さんやデザイナーに買われちゃう。

一般のお花屋さんにまわってくるだけの量が生産されるようになるまでは、
だいたい、「こんな品種できました!」
っていうニュースから5年くらい
かかっているんじゃないでしょうか。



この青いバラの場合、それ以前に遺伝子組み換えなんちゃらの
許可を取ってから考える、ということなので
もう5年くらい見て
2015年くらいまで気長に待ちましょう~~




ちなみに、サントリーは以前「青いカーネーション・ムーンダスト」の時に
商標登録をしてたと思います。
一般の市場には花が出てきません。
    →サントリーのホームページ

花屋さんもサントリーと契約して、サントリーから買うのです。
だから、契約を結んでいるお花屋さんじゃないと売ってません。

たしかサントリーは花苗も一般には手に入らなかったと思うけど・・・


市場に出たら競争だから値が下がっていくからね。
研究開発費をいただきたい、っていうところなんでしょう。
でも全部こうなっちゃったら仕入れにくいですよね・・・・・・
そこのところどうなんでしょう。

正直、法律の話はよくわかりません><
このくらいで限界です、ごめんなさ~い!



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そういえば、花屋はB型率が高い気がします。


昨日の記事にたくさんのコメントありがとうございます^^

お返事を書こうとしたのですが
なんだかものすごーく長いコメントになりそうなので
本文にしちゃいます^^;


いや~ B型多いですね。
びっくりしました(笑)
みんなB型か!(笑)



それで思い出したのが、今まで一緒に働いたお花屋さんスタッフの

異様なまでのB型率の高さです。




日本人は A型が多いって言いますよね。
ところが、花屋にいると、
ほとんどB型とO型しかいません。


メインB型 > Bよりは少なめだけどO型も多い
>>> ごくたまに、8~10人に一人くらいの割合でA型
>>>>> AB型は未だかつて1人しかお目にかかったことがありません。



たまたま?という気もしますが
少なくとも、他のお店で働いていたことのあるスタッフ皆

「前の職場もほとんどB型+O型だった」

と口を揃えて言いますので、
その傾向は確実にあると思われます。




面白いですねえ~~




B型はマイペースで、好きなことにのめりこみやすく
その自分のコダワリにまた自分独特のポリシーと誇りを持っている。
らしいですが、見事に大当たりです。

ゆえに、研究者や芸術家に多いらしいですね。





でも、「絵を描く」、という人はそう多くない気がします。
わたしにとっては限りなくイコールに近い事ですけども
他にはあまり見かけません。


わたしの場合、花嫁さんのブーケを作るときなどは、
絵を描いてイメージを固めてから作ることも多いですが、
ふだんはそんな時間ないですよね。(待っている目の前で作るからね)

だからわたしにとって、花束やアレンジを作る、ということは
花を画材に使って絵を描いている気分なんです。
とっても面白いですvvv

昨日写真に撮ったような、色鉛筆がグラデーションで並んでいるのを見るだけでなんだか幸せ~~
そして同じように、花をカラーグラデーションで並べてまた
幸せ~~~~vvv
という毎日です(笑)



ただ売る仕事でもなく
ただ職人なのでもなく
作りながらそこにお客さんの顔があるところが
花屋さんって面白いなあ、と思います。

小さなレストランとかケーキ屋さんとかも似てるかもしれませんね。





それにしても花屋って、すごい場所ですよ。
B型とO型の巣窟です。
A型の人はなかなかこの中に入れないって事なんでしょうか^^;

花は花でも、お教室だとA型も多そうですよね。
そこらへんも是非とも検証してみたいですね。








そんな我が家はもちろんB型夫婦です。
・・・・・・強烈??

(でも行動が比較的読めるし、互いにのめってる事に
 ジャマや口出ししませんから結構居心地いいですよ~)




ひとつひとつのレスも明日しますね^^
今日は疲れたので、おやすみなさい~


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わたしにとって花と絵は同じもの。

060209.わたしと絵


先日、イラストについてのコメントを頂きまして
「美術系の学校に行っていたのか」と聞かれましたので
わたしにとっての絵という存在について。



わたしは、小さい頃から
生きものそのもの + そのしくみ(理科) +絵 に
非常に関心を持った子どもでした。

どのくらいか、と言いますと
幼稚園児で 恐竜の絵を描きまくっていた くらい。
祖母に変な子だと言われていた記憶があります^^;

女の子で 「恐竜のヒミツ」 なんて本がボロボロになるまで持ち歩いてる子ほかにいませんでしたし、見ませんね、聞かないしね。
とにかく恐竜大好きですね、今でも。
(映画「ジュラシック・パーク」が出来たときは大感激でしたよ!
 恐竜について語りだしたらキリがないのでまだ別の機会に^^;)


小学校では、当然のように 「飼育係」 を選択。
「夏休みの自由研究」 には大喜びで実験しまくってました。図解つき。
市の表彰か何かもらったような気がします。

中学では 料理部
一見関係ないようだけど、わたしは
料理は化学+ゲイジュツ だと思ってやみませんよ。今でも。

高校では即 理系 を選択。
とはいっても、物理と数学はまったくダメで0点を連発していたのですが
化学と生物は大大好き!!でした。
この間も絵は絵で描いてました。

そして、何の疑問もなく農学部へ。
生物学部や理学部・薬学部なんかも迷いましたが
当時、沸いていた
バイオテクノロジーがやりたかったのさ。



・・・なもので、本当は
どっちかというと研究者になるつもりでいました。
品種開発とかしちゃう人の方。


ところが、大学2年時くらいから世間は超就職氷河期に突入。

種苗会社や肥料会社などは、女子を取らなくなりました。
(男女雇用機会均等法があるので、ウラでですけど)

じつは、それで悩んだ末に小売に入ったのです。
もともとは、まあ、小さい頃に「花屋さんになりたい」と
言ったことはありますけど、「花屋」になるつもりではなかったんです。
ですが、仕事を始めてみたらどんどんやみつきになっていきました。


後から思えば、わたしの大好きな
生きもの + 理科 + ゲイジュツ が
すべてコラボレーションしてるんですよ、花屋って仕事は。

そのどれもが大好きだからこそ、楽しいのかなあ、とも思います。




始めに現場に入ったせいもあり、
花もすべて現場&独学でやってきましたが
(先生に習ってみたりしたことはあるし、
 教室で習った人に知識は教えてもらったけど)

わたし、多分、もともと、
こういうゲイジュツ・技術ものは
身体で覚えるものだと思っているんですよ、多分。

絵も、小学生の頃油彩を習ってみようとしたことはありますが
すぐやめちゃいました。
性に合わなかったみたい。


縛られるのがイヤなだけだったかもしれませんけど
でも、好きな事だからこそ
「自分の思うままに、好きなように」
表現したいと思うし、
表現するために欲しい知識や技術なら
どんどん吸収したいと思うのかなあ。


農学部を出たことはよかったと思ってます。
でもわたしがいわゆる「学校で勉強した」のはそれだけです。

花を扱うこと、いける事、デザイン
絵を描くこと、サイトのデザインとかも
ぜんぶ独学。
独学じゃないと気がすまないタチみたい^^;

このあたりが自分でも超ガンコだなあと思います。
ま、B型だからこだわりの強い変人ってことで。


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・・・ニュースそのものとは何の関係もないのですが。


N○Kの夜の 「8:45首都圏ニュース」 で
55分くらになると天気予報をやるのです。

その時、天気予報に入るその時1回だけ、
スタジオに飾ってある花がカメラにうつります。
(そんな所見てる人いませんかね・・・^^;)




このお花、毎日変わるんです。
(金かけてますねー)

毎日見ていると、一定周期で活け方が変わります。
多分、活ける人が変わってるんでしょう。

(ついでにカメラワークもたまに変わります・笑)


大抵は、まあふつうにキレイ。
たまに、すご~~~くキレイ!

なんですが、最近はなんだか来ない(?)のですが
去年はけっこう、定期的に来たんですよ。

何がって、理解不能な花の時が。


そんな言い方しちゃ失礼なのかもしれないけど、
ある意味で特殊な才能があるんだと思うのよ。
どうしてそうなるの!?
どうしてそれなの!?
花の種類も色も活け方も、とにかく不思議なんですよ。

不思議としか言えないところが不思議なんだけども。
ああ、これはきっと見た人にしか分からないんだろうなあ。


わたしが花の仕事してるからとかじゃなくて、
多分見た人なら分かってくれる、きっと!

わたしより主人の方が面白がってますから。



その人のなんとも不思議な花が妙に好きなんだって。
異様に気になるらしい。

・・・・・・確かに、一度見たら忘れられないあの不思議な感じに
気づけばわたしも虜になっているような気がしないでもない。





ああ、どうぞN○K首都圏ニュース放送圏内の皆さま
午後8:56のN○Kで不可思議な花を見てみてください。
(いつ「来る」かわからないけど)
きっと、いつかまたあの不思議な花を活ける人の出番がやってくるに違いない。



・・・と思いながら見られる日は毎日見てるんだけど
ここ3ヶ月くらい全然来ないんだよねえ・・・
はやくこないかなあ~~~~


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「今日の白とブルーのお花はなあに?」

060207.金曜日のマダム



水曜日のバラおじさん が好評だったので
再び 「思い出のお客さまシリーズ」 を。




金曜日の昼下がり、新しいお花が入って水があがった頃に
彼女はやってくる。

「こんにちは~~
 今日はどんな子が入ったかしら~~?」

彼女は常にカラフル(といってもあくまでもお上品)なスーツを着
常に白いブラウス。&スカーフ。


わたしのいた花屋から徒歩5・6分くらいの場所で、
彼女はレース小物などの雑貨屋さんをしていた。

そのお店は、小さいけれども白亜の洋館。
白い壁・白い窓枠・そこにかかるレースの白いカーテン。
お店で売っている小物も、白。
夢の国のような小さくて可愛いお店。



彼女は、その自分のお店に飾る花を、毎週買いにやってくる。
それも、毎回
白かブルー と決まっていた。

白、もしくはグリーン・クリーム色・そしてブルー系。

ごくたまに、違う色の花も気に入れば買うことはあったけど
基本的に白&ブルーなのだ。


確かに、白亜の洋館には白&ブルーが映える。
白&ブルーの花の飾られた白亜の洋館。
なんて乙女ちっく!!

花屋という 「おとめちっく」 とは縁のない仕事場だからこそ
それはとてつもなく可憐な 「憧れの空間」 に見えた。



特に大きなタイプのデルフィニュームが好きだったな。
大きなデルフィって、色が1本1本微妙に違うんだよね。
あれがすごくお気に入りだったみたい。

最近、大きなデルフィって売れなくなったから
いまのお店は仕入れてないんだけど・・・


それと、一昨日書いた九州の農家さんのマーガレットが好きだった。
白の八重咲きの 「ドリームテトラ」 っていう品種なんだけど
丈が長くてデルフィとあわせられるので
今の時期はよく買って行ってたなあ~~

チューベローズも好きだったなあ。

思い返せば返すほど、マダムなお方だった・・・・・・
あのお店は今もあるんだろうか・・・・・・
もう何年も昔働いてた街に行っていないのでちょっと気になる今日この頃。


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060206.06カトレアPR



CM-1977 (Slc.Philip Ho × Lc.Mini Purple) '4-20'
とラベルに書いてあるんだけど、交配種らしいこと以外よく分かりません・汗



いつも申し訳ないくらいほったらかしにしている
ミニカトレアが咲いてくれました~

ミニカトレアに限らないけど、ランの花はキラキラ輝くので
本当に美しい~~んですよ!

ダイヤモンドリリー(ヒガンバナのなかま)も
キラキラ光るからって「ダイヤモンド」って名前がついたんだけど
個人的にはランのほうがもっとキラキラしてると思うんだな。



実は、今年肥料あげなかったんだ・・・
(ほったらかしにも程がある・・・)

なのに咲いてくれたよ、ありがとう(T-T)




我が家にはミニカトレアが3種類います。
でも買ったのは1つだけ。

あとの2種類は、昔の、一番はじめに働いたお店にいたときに
確か母の日用のミニカトレアが売れ残ってしまって
花のなくなってしまった株をセールで売りに出して
それでも残ってしまった、

「この子、何色咲くんだろ・・・??」

な株を、店長がもう捨てちゃうから、と言うので
もらってきたもの。
このカトレアもそのうちのひとつ。

なので、もう何年前のだろ・・・?


その間に 植え替え一度+株分け一度 しかしていなくって
もう、根っこボーボーで
入りきらない新芽が高足になってきちゃってて
いい加減かわいそうすぎる姿をしています^^;

来月になったら、また株分けをしてあげなきゃな~~





このカトレアは、ラベルの一部に「Mini Purple」とあったので
多分紫の花が咲くんだろうという予想が一応できました。

大きなカトレアみたいに、花びらの幅の広い紫のでろっとした花は
実はあんまり好きじゃなかったので、ちょっとドキドキしてました、咲くまでは。
咲いてみたら、すっきり細身の花でけっこう気に入ったんだったなあ。
色もピンクに近い紫だったし。

「なーんだあ、紫もけっこうキレイじゃん」

って思った記憶が。




ランを育てるのは大変!っていうイメージがあるみたいだけど
大きなカトレアはどうだか分からないけど
ミニカトレアはとっても簡単^^

カトレアや胡蝶蘭は 「着生ラン」 といって
ジャングル木の枝にひっかかって育つランなのです、本来。
だから、基本的に肥料はあまりいらないし
水も乾いたらザバーッツてあげればいいだけ。


わたしは4~10月は 戸外 朝だけ日の当たる玄関に置いて
4日~週1回くらいで水やりをします(たまに液肥にする)

11~3月は 室内の レースのカーテン越しの光の入る窓辺
乾いたら(2週間に1回くらいかな)水をやるだけ。

夜に部屋の真ん中へ移動とか、ダンボールをかぶせるとかの
めんどくさいことは何一つしてません


しかも。
他にミニ胡蝶蘭とか風ランもいますがみんな同じ世話で通してます(横着者)


あとはたまに、ホコリかぶるので葉っぱを拭いてあげるくらい。

これで、ちゃんと毎年毎年良く咲きますv
大体、年2回くらい咲きますね。
(これで平気なのは関東だからのような気がするけど)


この紫のカトレアは、7月くらいと2月くらいに毎年咲いてます。
花数は多くはないけど、ミニにしては大輪で
花の幅が8cmくらい。
見ごたえあります。




・・・でもね、今回なんだかすごく色が薄いの。

やっぱり肥料あげてなかったから何か足りないのかなあ・・・
鉄分とか・・・?


いつもは ↓こんな色なんだよね~(こちらは去年の7月の花です)
・・・やっぱり肥料かな・・・・
ごめんね、今年はちゃんとあげるからね~~
(でも色薄いのもキレイだな~とか思ったり^^;)

060206.05カトレアPR


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