
今日は真面目なお話。
「沈黙の春」
って、知ってます?
多分そんなに知っている人はいないのでは・・・と思うんだけど。
「沈黙の春」って聞いて、どんな感じしますか?
「沈黙」っていうと。
静かな、というよりも、「無音・無」 の状態に近いと思います。
これは、「無」の春
花も咲かず、蝶も飛ばず、小鳥のさえずりもない春の事を指しています。
春に限らないですね。
セミやカエルの声のしない夏
トンボの飛ばない、虫の声のしない秋・・・
都会に住んでいるとさして気にしなくなってしまうのかもしれませんけど
これって、異常ですよね。
人間以外の生きものがいないということです。
あなたの住んでいる街には、「季節の音」 ありますか?
何で、今日こんな話をしているか、と言うと。
今日は、本館に
「農薬の話」 を書きました。
先週
「肥料の話」 を書いたんですけど。
肥料も農薬も、今はスーパーでも簡単に手に入ります。
買うのに身分証明なんて要りませんよね。
売り場に特に注意書もありません。
パッケージには一応注意書きが書いてあるけど
こんな説明なんて、読まない人も多い。
肥料や農薬がどれだけ恐ろしいものか、
ということを知っておいてほしくて、できるだけ簡単な言葉で
その害を書きました。
書いていて、この本のことを思い出しました。
「沈黙の春」
は、もう44年も前、1962年に、レイチェル・カーソンという人が書いた本です。
農薬や肥料などの、化学物質がいかに地球を壊すかが書かれています。
すべての生きものを殺して
地球を殺して
人間だけが立っている、そして水も空気もなくなって滅びる。
この本は、44年前、未来のわたしたちにそういう警告をしてました。
でも今、その警告をどれだけ守れたんでしょう?
実際、わたしが子供の頃は
カエルもヘビもタヌキもイタチもいましたが
もう見ません。
大きなコオロギも見なくなりました。
赤とんぼも激減しました。
ときどき、ものすごく怖くなります。
環境汚染の恐ろしさをはじめて
背筋が凍るほど怖い、 と思ったのはこの本がきっかけでした。
中学か、高校生の頃でした。
学校でやったのか、自分で読んだのかは忘れちゃったけど・・・
それが農学を勉強しようと思った一番の理由だったと思います。
ここ数年、 エコ がやっと叫ばれて
灯油やガソリン、電気、フロンガス などは知られるようになってきたけど
肥料や農薬のことって全然話題にならないじゃない?
だからみんな知らないと思うんだよね。
知らないから、そして手軽に買えてしまうから
そんなアブナイものだなんて気づいていない。
たかが肥料、とか
たかが農薬、とか思うかもしれないけど。
生きものがいなくなることでどうして地球が滅ぶのか
想像つかないかもしれないけど。
スーパーでカンタンに買えるから、手軽だと思ってしまう。
今この場で目に見えないから、今目の前で人に害がないから
どんどん使ってしまう。。
別に今困らないし、いーんじゃない?
って、流してしまうから
流してきてしまったから
いま、ほんとうに「その時」がやってきています。
怖いです。
ホラー映画よりもずっとずっと怖いです。
今日はちょっと難しい話になっちゃったけど、
個人のガーデニングだったら規模が小さいからいいだろう、じゃなくて、
考えてもらえるきっかけになったらいいなと思います。
難しい本はイヤ! な人はゼヒ
「夏子の酒」
をドウゾ。
TVドラマにもなった有名マンガなので、知ってる人も多いのでは?
和久井映見さんが主演してました。
これは
実在の酒蔵をモデルにした酒造りの話ですが、農業に関する同じテーマも出てきます。
ちょっと勉強もできて、なおかつおいしいホンモノの日本酒が飲みたくなるマンガです。
実在の、わたしの出身大学も出てます(笑)
「N大卒」でこのマンガを知らない人はモグリです(笑)
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