お花屋さんのウラ話。

もと花屋店長(現アドバイザー)のお花豆知識&雑談ブログ。

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  • 200811
  • 「お花って難しい」「ワケガワカラナイ」「?????」というあなたのために
    できるだけ分かりやすく 「お花のこと」 を説明しようと試み中。
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    そもそも、ハロウィンのかぼちゃってどこで売ってるの?

    ハロウィンだね〜カボチャ飾りたいね〜!」
    思ったとき、
    花屋に行く人”って一体どのくらいいるんだろう・・・・・・



    先日、ママさん達で話してた時に
    「ハロウィンのカボチャランタンを娘と作ったのよv」
    というママさんがおりました。


    写真を見せてもらったのですが
    おもちゃかぼちゃをくりぬいて天日干しして
    とっても可愛いランタンでした。

    色画用紙切りぬいて飾りも作って
    それはそれは楽しげで

    「いいねえ〜!」
    「すごい、器用〜!」
    「うちもやってみたーい!」

    なんて声が上がりました。



    ・・・が。
    そこで問題浮上。


    皆さん口ぐちに言うのが、根本的なこの疑問。
    「こういう可愛いかぼちゃって、
    いったいどこで売ってるの?」



    がーーーん。



    私としてはこれはかなりショッキングでした。
    いやもうね、どうしてもね、
    長年花屋にいたほうの身とすると
    花屋に並ぶカボチャに自然と目が行きます。

    でもね、
    一般には全然認知されていない ことを目の当たりにしたというか。



    「スーパーにあったよ〜
     最近はスーパーでもいろいろあるよー」
    「えーほんとー
     うちの近所のスーパーにはないわ〜」

    そんな会話に思わず私は横やりを入れてしまいました。


    「可愛いカボチャ、花屋さんにいっぱいあるよ!」 と。

    「あんまり置いてないお店もあるだろうけど
     ちょっとおしゃれな感じの花屋さんなら
     よくTVで見るでっかいオレンジのとか
     あのオレンジのと同じ形でちっちゃいのとか
     黄色とか斑点ブチブチとかピーナッツ型とか
     いろんなかぼちゃがあるよ!
     ハロウィングッズもいろいろあるんだよー!」 
    と。

    妙に力説。




    花屋さん。
    まだまだ認知されてません。

    雑貨屋さんにはカボチャありません。
    スーパーも限られてます。

    もう今年は終わっちゃうけど
    来年以降はもっとババババーンとアピールしてちょ。

    個人的にかなりショッキングな事件でした。


    (いかん、これは講座のメルマガのほうで書くべきだったか・・・?)
     
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    ハロウィンはいつから=カボチャになったのか?

    10月に入って、めっきり秋らしくなりましたね〜
    日も短くなって、夕方5時には真っ暗に。

    夕方のお散歩タイムを前倒しにしないと
    散歩中に真っ暗になる今日この頃です・・・


    さてさて、10月といえば、ハロウィンです!


    といっても、まだまだ、あんまりなじみのあるイベントではないですよね〜
    ハロウィンには仮装するよ!!
    なんて人は日本では少数派と思われます。

    あなたは毎年カボチャ飾ります?
    ・・・というのも、NO!
    かもしれませんね〜

    でも、カボチャは飾らなくてもこの時期
    街を歩くと、お店はどこもかしこもハロウィン、ハロウィンですよね!

    特にお菓子屋さん。
    輸入雑貨屋さん。

    でもねっ!
    お花屋さんにもハロウィングッズはあるんだ〜〜!


    ・・・なかなか魅力的な展開をしている花屋さんは少ないのですが^^;

    おしゃれな街のおしゃれな花屋さんなら
    この季節、とってもカワイイ雑貨類をはじめ

    いろいろな色や形・大きさのカボチャ がいっぱいあります。

    カボチャに限らず、季節のお花+カボチャとか
    季節のお花をハロウィンカラーの雑貨と組み合わせた
    とっても可愛いインテリアが勢ぞろいしています。

    ショッピングの際はぜひ見てみてね〜




    んでっ、この「ハロウィン」
    カボチャを飾るんだ、ということが既に常識として知られてますが・・・

    もともとは ”カブ” のちょうちんだったようです。


    カブ!??

    と思うかもしれないけど〜
    このお祭り、もともとはケルト民族の ”「万聖祭」のイブ” なんですね。

    ケルト民族・・・というのは
    「ケルティッシュ音楽」で聞くかもしれないけど
    アイルランド〜中央ヨーロッパあたりに
    紀元前〜住んでいた民族です。

    ”「万聖祭」” っていうのは・・・
    日本でいうお正月みたいなものです。
    11月1日が1年の始まりだったんですね。

    なので、「ハロウィン」は、1年の終わりの日のこと。


    この日は、あの世から悪霊が降りてくると信じられていました。
    そのため、火をたいたり、怖いものを飾ったりして
    悪霊を追い払おうとした・・・というのがハロウィン由来の有力説です。

    (あの世から来るのは先祖の霊で、迎え火をたく=お盆みたいな感じ
     という説もあるようです)



    で、です。
    アイルランド・・・寒いですよね。


    カボチャ=南瓜=日本にもなかったくらい南国の植物。


    アイルランドにカボチャはなかった。 んです。

    ということは・・・
    と、いうことは??

    ハロウィン=かぼちゃ では なかった んですね〜!


    もともとは、カブで作っていたんだとか。
    アメリカに移住した移民たちが
    「こっちのほうがいい」「いいものがある」と後から使いだしたのが
    「カボチャ」 なんだそうな。

    とすると、現在「ハロウィンカラー」として定番の「オレンジ色」も
    もともとは ”ハロウィンを象徴する色” っていうわけではなかったのかもね。


    お祭りの起源・由来って、何百年も何千年も前・・・だったりするから
    「絶対コレだ!」っていう事は分からないし
    時代時代によって、土地によってもいろいろな解釈で受け継がれていくわけだけど
    そういうことを考えると、面白くなってくる・・・でしょ? (え?ならない?)
     
     
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    ハスの花とお盆と仏教の関係

    今日は予告していた質問回答を1つ。

    こちらも、お盆に頂いたご質問なので
    ちょっと時期外れになってしまいましたが^^;


    お盆の花にハスの花が入っているのは
    どんな意味があるからなのでしょうか?
    他に決まっている花はありますか?




    えーとですね、まず、
    ”お盆の仏花に蓮の花が入っている” という点。

    これそのものがまず、「ご質問者さんの地域でのお話」かと思われます。



    「地域ごとのお話」っていうのはですね、
    何度かお話しているのですが・・・

    「こうした宗教がらみのお花は、
     宗派やら集落でものっすご〜〜〜く大きな差があるので
     あなたのお住まいの地域のお花のしきたりは私には分かりません。
     地域の花の決まりについては
     地域のお年寄りか花屋さんに聞いてくださいね。
     ご質問いただいても、この↑近所の人に聞いてね
     という事しかご回答して差し上げられませんので・・・」


    ということなんです。
    特にこの、仏前に何をお供えするかというのは
    ものすっごい違いがあります。

    お花だけ ・お花+榊 ・ 榊 ・ シキミ ・ シキミ+花 などなど・・・・

    今回のご質問の中の、
    ”「仏花」に、お盆には蓮の花がプラスされる” という点につきましても
    地域限定でこのような地区がある、ということでしょうね。

    ”蓮”そのものはお盆に使うものとして一般に挙げられるでしょうが
    その 使い方 については、
    これはもう、地方の集落単位で違うものと思って下さい。


    これは 「仏花」 そのものに対しても同じで
    全国一般に 「この花を供えなければならない」 というような花はありませんが
    何をどのようにお供えするのかの 「しきたり」「慣習」という面では
    「お住まいの地域」 と 「お墓のある場所」 でも”違う” 場合があるかと思います。

    (仏花については →基本はこちら  →法事の場合




    ですので、今日は
    蓮の花とお盆の関係
    ということについてのみお話したいと思います。




    蓮の花は、
    インド・スリランカの国花です。
    何故かというと、ヒンドゥー教・仏教に密接な関係があるからです。

    古代のインドで、ハスは神話や聖典の象徴”シンボル”として使われてきました。

    泥の中からすっと生え、気高く咲く花
    まっすぐに大きく広がり水を弾く凛とした葉・・・といった姿が、
    「俗世の欲にまみれず清らかに生きることの象徴」と捉えられ、
    このイメージが仏教にも継承されたと言われています。

    「泥のなかに生まれても、汚れなく清らかに花は咲く」というイメージなんですね。


      *そもそも蓮(ハス)が何だか分かっていない方・・・
       野菜の”レンコン”です! 
       根っこをレンコン(蓮根)として我々は普通に食しております。
       実も食用になります。

       池や沼といった水中の泥の中に根を張り、水上に葉を花を伸ばします。
       仏教の象徴花なので、寺院の池に栽培されていたりします。
       水中に3m、地上部1mくらいのビッグサイズの植物です。
       よく、夏に水鉢に植えてあるものは「ハス」ではなくて「スイレン」です。
       同じ仲間ですが、サイズが全く違います。

       切り花にしてしまうと、非常〜に水の吸い上げが悪い植物のため
       つぼみの状態の花を咲かせることはちょっと厳しいです。




    仏教では、蓮の花は
    「蓮華(れんげ)」と称され、極楽浄土を象徴する花 になりました。
    お釈迦さまが蓮華の上で瞑想する絵が描かれていますよね。
    紀元前2〜3世紀には、既に、仏像が蓮をかたどった台座に乗せられる
    現代と同じスタイルになったようです。



    ここで、 なぜ、「お盆」に使うのか?
    という話に戻ります。
    はい、お盆そのものが仏教から来ている習慣だからです。

    仏教の中で、最も格上の、最上の花なんです。
    まさに”天上の花”なんです。
    極楽浄土に生える花とされています。


    もちろん、お盆以外にお供えしても良いでしょうが
    ハスの開花期は7〜8月頃。
    ちょうどお盆に重なるんですね。

    お盆の際には、
    まこもやほおずきでかざった精霊棚に供えたり
    葉にお供え物を乗せて飾ったりする使い方が一般的です。

    地方によっては、ハスの葉でご飯を包んだり、
    葉をご飯に混ぜて食べたりするようです。





    ちなみに、私の育った地方では
    ハスの花は使っていなかったようです。
    まこもも使いませんでしたし。
    (祖父母や近所のやり方を見る限りですが、砂の山を作りました)

    わたしがいたお店のある地域では
    「ハスの葉にお供えものを飾るために葉がとても良く売れる」
    地域もありましたが
    「ハス自体がほとんど使われないようで、仕入れても花も葉も売れない」
    という地域もありました。

    すべて神奈川県内です。
    それでもこれだけ違うので、あなたの周囲でも、
    「使い方」に関しては
    もう、「昔の集落」が違えば、それこそ町名が違えば
    違うものと思った方がいいかもしれません。



    あ〜
    質問回答すると毎度毎度ながーくなりますが
    お盆に関連する植物についてもまた今度書こうかなあ。
     
     
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