おうち花マイスター*本多るみ
おはようございます^^
『おうち花マイスター』本多るみです♪

昨日は、レイチェル・カーソンさんの 生誕107周年でした

今年は 没後50年ということで いろいろなイベントや特集も組まれているようですね。


「レイチェル・カーソン」って 誰??ヽ(゜▽ ゜)ノ

と 思うのが フツーかもしれないので ご紹介。


1962年、沈黙の春」(Silent Spring)という本を出版し
世界で初めて、農薬など化学物質の害を説いた人です。


「沈黙の春」・・・

春が来たのに 花が咲かない
鳥も 蝶も 子どもたちもいない・・・   

そんな「未来」が来るよ、
と書いたのです。 



    文庫版もあります → 沈黙の春 (新潮文庫)


当時は、DDTという農薬が大々的に使われていました。
チフスを媒介するシラミや
マラリアを媒介する蚊を殺してくれたので、衛生品としてたくさん使われました。
もちろん 「人間には無害です」と言って。

ところが、農作物用の農薬として使われると
カエルや小鳥、猛禽など
カーソンの言うとおり、周囲の生き物がいなくなりました。

DDTはなかなか消えないため、どんどん濃縮されて、食物連鎖の頂点の動物ほど
大量に体の中にたまっていくことがわかりました。
=人間にも どんどんたまって、消えない ということ。

最近問題になっている
ダイオキシンや 放射性物質も 同じですね。



その後、DDTが人間に対しても、発ガン性があることや
環境ホルモンとして体の機能を壊すことがわかり
DDTの製造と使用は禁止されていきます。

世界中に 化学物質の害を指摘したこの本により
「地球環境保全活動」がはじまった と言われています。



でも結局 その後も 人間は同じことを繰り返しています。

枯れ葉剤の散布・・・ 
いまも奇形児が生まれています

チェルノブイリ・・・ 
いまも 動物も住めない土地、ガンや流産、白血病の増加に苦しんでいます

そして福島・・・
遺伝子組み換え作物

「いま、即、危険はないですよ」
「今すぐには死にませんよ」
 
と言われるコト・モノの怖さ・・・

身近に感じるようになってきたのではないでしょうか。



「いま即、効き目があって便利です!」 に目先を奪われず

子どもが生まれることができる
その子が育って孫が生まれることができる
いのちの営みを 続けることができる
「べつの道」を探しませんか?
 と   (害虫駆除なら、天敵導入や環境調整など)

50年も前に訴えた人です。



そして、わたしにとっては もうひとつ、偉大な言葉を遺した人。

こどもが お日さまや土・草・虫に 「わあ!」 と感じ、喜ぶ 「あの顔」
あの顔「こそ」を育て、失ってはならない と 
やはり50年も前に 『センス・オブ・ワンダー という本の中で説いた人です。 




あまりに素敵で なかなか要約できませんが 以下要約。


『子どもたちの世界は、
 いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。

 残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに
 澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感をにぶらせ、
 あるときはまったく失ってしまいます。

 この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、
 人工的なものに夢中になることなどに対する解毒剤になるのです。

 生まれつきそなわっている「センス・オブ・ワンダー」をたもちつづけるためには、
 わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを
 子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。

 多くの親は、「自分は自然のことを何も知らない、名前も知らないから教えられない」と嘆きますが
 「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではありません。

 子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、
 さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。
 幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

 美しいものを美しいと感じる感覚、
 新しいものや未知なものにふれたときの感激、
 思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、
 次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。
 そのようにして見つけだした知識は、しっかり身につきます。

 子どもに、事実をうのみにさせるよりも、
 「子どもが知りたがるような道」を
 切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。』

 
息子と娘
わたしの育てている子供は たったふたりですが

ほんとうにほんとうに
「このこと」が とてもとても 大事だと思っています。

わたし自身の 子ども時代を思い起こしても 大事だと思っています。

わたしはこの 「自然に対して驚き、知りたいと願い、みずから学ぶ」 ことを
好きなだけ やらせてもらいました。

勉強「させられる」 のではなく
自分から 「知りたい、やりたい!」 と心の底から願う

その「気持ち」を持つことが
子どもが学校に入った 「そのあと」 に
ものすごく必要になるのではないでしょうか。

それを育てるのが 0~6歳
特に0~3歳 だと思うのです。


ああ、だから 『おさんぽ花育』
やっていきたいなあ~~~

どういうふうに、どんなふうに 伝えていくのか

そのときの『子どもの顔・表情』 が最高のプレゼントなんですが
その時間を 一緒にいられて幸せ! と
パパママが感じて、もっと家族みんなが幸せになる

そんな「時間」が得られること
将来的には 「自分から勉強できる子」になるおまけつき

それを どうやって伝えていけばいいのかなあ~~~???


まだまだ 悩みますが

やっぱり レイチェル・カーソンさんは すごい!

と思うのでした。



というのを きのう 書きたかったのに~~(笑


ではまた^^/
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