あっという間に連休に入ってしまいましたねえ。
ウチは主人も土日しか休みじゃない(カレンダー通りより休みが少ない)ので、すっかり忘れてるうちに突入です。
近所のスーパーも今日は空いてました。
みんな遊びに行っちゃったのかなあ?
うーん、結局、相変わらず世間の連休には縁のない生活です。
さて、今日はひとつ質問回答。
『枯れた花は捨てるしかないの?』
・・・ってひとことメールだったんですが。
ひとことがゆえに質問内容がよく分からなかったりもしますが^^;
これって、花の形態とか種類とか状況とかでいくらでも答えが変わってしまうんですけど・・・・
--------------------------------------
1.まず、切り花が枯れた
=咲き終わった、または腐った
場合は、捨てるしかありません。
それ以上どうしようもないですからねえ。
切ってしまった時点で、生命体としての花の活動を
期限付き・制限つきにしてしまったわけですから仕方ありません。
咲いている間、花からたくさん、
色や香りや美しいなあというキモチや・・・
そうしたたくさんのものを受け取ってください。
そして咲き終わったら、感謝して
枯れてしまった花は捨てるしかありません。
なお、切り花を、保存するためには・・・
咲ききらないうちにドライフラワーにすることもできます。
咲ききったり、散り始めてからではキレイにできません。
まだパワーの残っている状態で、干しましょう。
家でドライフラワーを作るには、
まず、長さはそんなにあると邪魔になるので30cmくらいに切りましょう。
そして、葉っぱは、花にごく近い2・3枚だけのこして取ります。
葉があまり残っているとうまくできません。
バラやカーネーションなどで5本くらい、
もっと細い小花なら10本くらいで輪ゴムで結わきます。
そして、さらにその束を、輪ゴムや紐で吊るします。
吊るす場所は、家の中で最も風通しがよく、かつ、日光の当たらない場所が良いです。
湿気がこもる場所や太陽のあたる場所ではうまく作れません。
場所や季節にもよりますが、1ヶ月もすればキレイにできます。
ただ、ガーベラやひまわり、カラーなど、水分の多い花は
こうした自然乾燥ではドライにできません。
また、色の濃い花を干すと「黒」になってしまうので
明るい色の花のほうがおすすめです。
(深紅のバラは黒くなってしまいます。
ドライになった時点で赤にするには朱色のバラを干しましょう)
------------------------------------------
2.鉢植えや地面に植わった植物などの場合で
1年草のものがその寿命を終えたとき。
これも、捨てるしかありません。
なぜなら、 「寿命を全うした」 からです。
寿命で死んだ生命を、蘇らせることはできません。
土に還してあげるのがいちばん良いし、また、そうすることしかできません。
「1年草」のものがすべて秋に枯れるわけではないので
(たとえば、パンジーはそろそろ寿命です)
「いつ」枯れたら、ということはできません。
その植物の生命活動のサイクルが終わった時点が寿命になります。
植物ごとに違うので、寿命だったかどうかは自分で品種名などを調べないと分かりません。
----------------------------------------
3.鉢植えや地面に植わった植物などの場合で
単に休眠期に入ったために地上部が枯れたもの
この場合は、成長期になればまた芽が出ます。
例:水仙・ヒヤシンス・彼岸花などの球根モノに特に多いです。
彼らは、年間の生活サイクルが決まっています。
葉っぱも何も地上に出さず、ただ眠っているだけの時期があります。
このとき、土の上に出ていた部分はすべて枯れてしまいますが
死んだわけではありません。元気です。
なので、この場合は、たとえ 「枯れた」 と見えても
死んではいませんので、そのまま眠らせます。
時期がきたら(つまり、起きそうな季節になったら)
水や肥料をあげれば、また時期が来れば葉や花が出てきます。
ただ、この「時期」も植物の種類によって違うので
「いつ」と言う事はできません。
これも、自分でその植物の「生活サイクル」を調べるしかありません。
買ったときに聞いておくとか・・・
-----------------------------------------
4.鉢植えや地面に植わった植物などの場合で
病気や、水のやりすぎ、少なすぎ
肥料のやりすぎ、少なすぎなどで弱って
葉が枯れてきてしまったもの
この場合は、正しく対処してあげれば、また元気になります。
世話を間違ってしまって弱らせてしまった場合
(植物の世話の仕方については本館を読んでくださいね)
からだの負担を減らすために、葉を落としたりつぼみを落としたりします。
この場合、痛めた部分を切り落とし、正しい世話をすることでまた元気になります。
ただ、これも、植物をよーく観察し、
植物がいまどんな状態なのか、どうしてほしいのか、理解しようとしないといけません。
----------------------------
「枯れた花」 とひとことで言ってもこれだけの状況が考えられます。
その場合、場合によって全く異なりますので
どんな 「枯れた」 なのかを判断してくださいね。
花は 「生きもの」 ですから、
わたしたちと同じひとつの生命体として、
「いのち対いのち」 として見てあげることが何より大切です。
花がどんな状況かが分かれば、どうすれば良いのか判断できるようになりますよ^^
慣れるまで、ちょっと大変かもしれませんけど・・・
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ウチは主人も土日しか休みじゃない(カレンダー通りより休みが少ない)ので、すっかり忘れてるうちに突入です。
近所のスーパーも今日は空いてました。
みんな遊びに行っちゃったのかなあ?
うーん、結局、相変わらず世間の連休には縁のない生活です。
さて、今日はひとつ質問回答。
『枯れた花は捨てるしかないの?』
・・・ってひとことメールだったんですが。
ひとことがゆえに質問内容がよく分からなかったりもしますが^^;
これって、花の形態とか種類とか状況とかでいくらでも答えが変わってしまうんですけど・・・・
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1.まず、切り花が枯れた
=咲き終わった、または腐った
場合は、捨てるしかありません。
それ以上どうしようもないですからねえ。
切ってしまった時点で、生命体としての花の活動を
期限付き・制限つきにしてしまったわけですから仕方ありません。
咲いている間、花からたくさん、
色や香りや美しいなあというキモチや・・・
そうしたたくさんのものを受け取ってください。
そして咲き終わったら、感謝して
枯れてしまった花は捨てるしかありません。
なお、切り花を、保存するためには・・・
咲ききらないうちにドライフラワーにすることもできます。
咲ききったり、散り始めてからではキレイにできません。
まだパワーの残っている状態で、干しましょう。
家でドライフラワーを作るには、
まず、長さはそんなにあると邪魔になるので30cmくらいに切りましょう。
そして、葉っぱは、花にごく近い2・3枚だけのこして取ります。
葉があまり残っているとうまくできません。
バラやカーネーションなどで5本くらい、
もっと細い小花なら10本くらいで輪ゴムで結わきます。
そして、さらにその束を、輪ゴムや紐で吊るします。
吊るす場所は、家の中で最も風通しがよく、かつ、日光の当たらない場所が良いです。
湿気がこもる場所や太陽のあたる場所ではうまく作れません。
場所や季節にもよりますが、1ヶ月もすればキレイにできます。
ただ、ガーベラやひまわり、カラーなど、水分の多い花は
こうした自然乾燥ではドライにできません。
また、色の濃い花を干すと「黒」になってしまうので
明るい色の花のほうがおすすめです。
(深紅のバラは黒くなってしまいます。
ドライになった時点で赤にするには朱色のバラを干しましょう)
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2.鉢植えや地面に植わった植物などの場合で
1年草のものがその寿命を終えたとき。
これも、捨てるしかありません。
なぜなら、 「寿命を全うした」 からです。
寿命で死んだ生命を、蘇らせることはできません。
土に還してあげるのがいちばん良いし、また、そうすることしかできません。
「1年草」のものがすべて秋に枯れるわけではないので
(たとえば、パンジーはそろそろ寿命です)
「いつ」枯れたら、ということはできません。
その植物の生命活動のサイクルが終わった時点が寿命になります。
植物ごとに違うので、寿命だったかどうかは自分で品種名などを調べないと分かりません。
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3.鉢植えや地面に植わった植物などの場合で
単に休眠期に入ったために地上部が枯れたもの
この場合は、成長期になればまた芽が出ます。
例:水仙・ヒヤシンス・彼岸花などの球根モノに特に多いです。
彼らは、年間の生活サイクルが決まっています。
葉っぱも何も地上に出さず、ただ眠っているだけの時期があります。
このとき、土の上に出ていた部分はすべて枯れてしまいますが
死んだわけではありません。元気です。
なので、この場合は、たとえ 「枯れた」 と見えても
死んではいませんので、そのまま眠らせます。
時期がきたら(つまり、起きそうな季節になったら)
水や肥料をあげれば、また時期が来れば葉や花が出てきます。
ただ、この「時期」も植物の種類によって違うので
「いつ」と言う事はできません。
これも、自分でその植物の「生活サイクル」を調べるしかありません。
買ったときに聞いておくとか・・・
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4.鉢植えや地面に植わった植物などの場合で
病気や、水のやりすぎ、少なすぎ
肥料のやりすぎ、少なすぎなどで弱って
葉が枯れてきてしまったもの
この場合は、正しく対処してあげれば、また元気になります。
世話を間違ってしまって弱らせてしまった場合
(植物の世話の仕方については本館を読んでくださいね)
からだの負担を減らすために、葉を落としたりつぼみを落としたりします。
この場合、痛めた部分を切り落とし、正しい世話をすることでまた元気になります。
ただ、これも、植物をよーく観察し、
植物がいまどんな状態なのか、どうしてほしいのか、理解しようとしないといけません。
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「枯れた花」 とひとことで言ってもこれだけの状況が考えられます。
その場合、場合によって全く異なりますので
どんな 「枯れた」 なのかを判断してくださいね。
花は 「生きもの」 ですから、
わたしたちと同じひとつの生命体として、
「いのち対いのち」 として見てあげることが何より大切です。
花がどんな状況かが分かれば、どうすれば良いのか判断できるようになりますよ^^
慣れるまで、ちょっと大変かもしれませんけど・・・




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