今日は、4月に頂いた質問で
質問者さんのメールアドレスが不明でお返事が送れなかった分の回答を
こちらでしたいと思います。
なぜ6月になってしまったかというと・・・
ウチのマーガレットで実践していたので
その成長過程の写真と一緒の方がいいと思ったからです。
でも、その分、作業の季節がずれちゃいました^^;
本来は、花後の5月、または11月ごろにやる作業です。
そのあたりを踏まえてご覧くださいませ。
まず、ご質問は・・・
秋に買ったマーガレットを鉢に植えたところ
4月になって花が咲き始めたが
花の周りの葉は元気だが全体に葉が黄色くなってきてしまった。
冬の間は週に一度だった水やりを
つぼみが出てから増やしたのがいけないのか?
茎は木のように太いが葉色は問題ないのか?
というような内容でした。長かったので編集してますが。
まず、基本的な 「マーガレット」 という植物についてですが
マーガレットは、キク科の半耐寒性多年草です。
関東以南ならば地植えでも越冬し、木質化します。
(ツツジのような低木みたいになります。)
日当たりの良い場所を好み、花は基本的には春(4~5月)中心ですが
品種によっては秋まで咲きます。
春・秋の2回ということもあります。
なので、木みたいだと言うのは何にも問題ありません、そういう植物です。
葉が黄色くなってきたと言うのは、弱ってきている症状ですので良くはありません。
ですが、今回のこのお手紙では、
”この方の育てているマーガレット” への具体的な対処法をアドバイスする事ができません。
なぜかというと・・・
お花・植物のこうしたご質問は、もっと、
どのサイズの鉢にどんな風に
どんな土を使って植えて
日当たりがどのくらいの場所に置いて
どんな水やりをしているのか
肥料は何をどのくらいあげているのか・・・
といった情報がないとちゃんとお答えができないからです。
これらのことが分からないと、原因が推測できません。
推測できないので、
『基本情報を教えますからそのとおりにしてみてください』
としか言えないのです。
なので、今回も 「基本情報」 をお伝えすることになってしまいますが・・・
ここをご覧の皆様も、もしこうした質問をお寄せの場合は
せきるかぎり詳しく書いてくださいね。
ただし、わたしは園芸の専門化でも育種家でもないですので
あまりマニアックなご質問にはお答えできないこともあります。
まずは園芸質問専門の掲示板などをご利用くださいね。
→ メールについての注意点はこちら
→ 園芸相談掲示板へのリンクはこちらです。
さて、対処法ですが、
まずは 基本の育て方 をきちんと守りましょう。
・水やりの方法・・・http://blumeleben.com/garden/b1.htm
・肥料のやり方・・・http://blumeleben.com/garden/b4.htm
・基本のお手入れ・・・http://blumeleben.com/garden/c3.htm
今回の場合、つぼみがついてから急に水を増やしてしまっているので
根っこが腐ってしまっている可能性があります。
植え替えをした・つぼみがついたなどデリケートな時期には
急に置き場所を変えたり、水の量を変えたり、肥料をあげたりといった
(植え替え用の緩効性肥料はOK。液肥や活力液などをあげない事)
刺激を与えてはいけません!! ダメです!!
ついつい、やりたくなる人が多いようですが
こうした時期には絶対に余計な事をしてはいけません。
花を咲かせて実をつけるという行動は、妊娠出産と同じ事です。
植え替えたばかりの根付く前の時期は、弱って病院に入院しているような状態です。
大変デリケートな時期に、今までと違う環境を強くことは
植物にとってストレスにしかなりません。
こういうデリケートな時期こそ、 ”今までと同じ” にすることが大事です。
まずは、水やりの頻度が多すぎないか、自分で確認をします。
乾いたらあげる、に戻し、鉢皿を使っている場合は外します。
置き場所に関しては、今回の場合、ちゃんと花が咲いているので
日当たりは問題ないと思われます。
あと考えられるのは、肥料が不足しているか、鉢が狭いことです。
秋に植え替えをしているようですが、その際に
いつまで持つくらいの肥料をあげたのか、
もともとどのくらいのサイズだった苗をどのくらいのサイズの鉢に植えたのか
分からないのでなんともいえませんが・・・
春・秋の植え替えの際には、半年持つように元肥を与えるのが基本です。
鉢は、植え替え前より一回り(ワンサイズ)大きな鉢に植えるのが基本です。
株が大きくなったり、花つきの多い品種の場合は、肥料が足りなくなるので開花中に追肥を与えます。
これは、買ったときに、買った花のラベルをよく読んで指示に従うのが基本です。
ラベルは捨てずに鉢に挿しておきましょうね!
基本的には、これで大丈夫です。
あとは、花が咲き終わった時期に、切り戻し(剪定)をします。
そのやりかたを、うちのマーガレットで写真を撮ったのでお見せしますね。
基本的なやり方は、このお手入れページに書いてあります。
・基本のお手入れ・・・http://blumeleben.com/garden/c3.htm
マーガレットは、春秋に花が咲くので
3.の春秋剪定になります。
本来なら、バッサリ切るのは秋でいいのですが
今回、うちのマーガレットは、秋の剪定をし忘れて
丈が伸びすぎてしまったのでバッサリ切りました。
丈が伸びすぎてしまうと、下の方の葉が落ちて、新芽も出なくなります。
マーガレットに限らずどの植物でもそうです。
間延びしてしまい、ひょろひょろになり、花も少なくなってしまうので
年に1回はバッサリ切りましょう。
この『バッサリ』切るのは本来は 『秋にやる剪定』 の切り方です。
バッサリ、草丈の3分の1くらいまで切ります。

このとき、葉っぱがまったくなくなってしまうと
ちゃんと育つのか心配>< という場合は
まず半分くらいの枝をカットしてください。
この写真もそうなってます。
2週間もすると、切った枝の切り口の下の方から新芽が出ますので
そうしたら、残りの枝もバッサリ行ってしまいましょう。
こんな感じです。

切った枝は、切り花として飾ってもいいし
春か秋なら挿し芽で増やす事もできます^^*
また2週間もすれば、あとで切った枝にも新芽が出ます。
これで来シーズンも大丈夫!
肥料は切ったときより、新芽が出て落ち着いてからあげたほうがいいですよ。
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こちらでしたいと思います。
なぜ6月になってしまったかというと・・・
ウチのマーガレットで実践していたので
その成長過程の写真と一緒の方がいいと思ったからです。
でも、その分、作業の季節がずれちゃいました^^;
本来は、花後の5月、または11月ごろにやる作業です。
そのあたりを踏まえてご覧くださいませ。
まず、ご質問は・・・
秋に買ったマーガレットを鉢に植えたところ
4月になって花が咲き始めたが
花の周りの葉は元気だが全体に葉が黄色くなってきてしまった。
冬の間は週に一度だった水やりを
つぼみが出てから増やしたのがいけないのか?
茎は木のように太いが葉色は問題ないのか?
というような内容でした。長かったので編集してますが。
まず、基本的な 「マーガレット」 という植物についてですが
マーガレットは、キク科の半耐寒性多年草です。
関東以南ならば地植えでも越冬し、木質化します。
(ツツジのような低木みたいになります。)
日当たりの良い場所を好み、花は基本的には春(4~5月)中心ですが
品種によっては秋まで咲きます。
春・秋の2回ということもあります。
なので、木みたいだと言うのは何にも問題ありません、そういう植物です。
葉が黄色くなってきたと言うのは、弱ってきている症状ですので良くはありません。
ですが、今回のこのお手紙では、
”この方の育てているマーガレット” への具体的な対処法をアドバイスする事ができません。
なぜかというと・・・
お花・植物のこうしたご質問は、もっと、
どのサイズの鉢にどんな風に
どんな土を使って植えて
日当たりがどのくらいの場所に置いて
どんな水やりをしているのか
肥料は何をどのくらいあげているのか・・・
といった情報がないとちゃんとお答えができないからです。
これらのことが分からないと、原因が推測できません。
推測できないので、
『基本情報を教えますからそのとおりにしてみてください』
としか言えないのです。
なので、今回も 「基本情報」 をお伝えすることになってしまいますが・・・
ここをご覧の皆様も、もしこうした質問をお寄せの場合は
せきるかぎり詳しく書いてくださいね。
ただし、わたしは園芸の専門化でも育種家でもないですので
あまりマニアックなご質問にはお答えできないこともあります。
まずは園芸質問専門の掲示板などをご利用くださいね。
→ メールについての注意点はこちら
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さて、対処法ですが、
まずは 基本の育て方 をきちんと守りましょう。
・水やりの方法・・・http://blumeleben.com/garden/b1.htm
・肥料のやり方・・・http://blumeleben.com/garden/b4.htm
・基本のお手入れ・・・http://blumeleben.com/garden/c3.htm
今回の場合、つぼみがついてから急に水を増やしてしまっているので
根っこが腐ってしまっている可能性があります。
植え替えをした・つぼみがついたなどデリケートな時期には
急に置き場所を変えたり、水の量を変えたり、肥料をあげたりといった
(植え替え用の緩効性肥料はOK。液肥や活力液などをあげない事)
刺激を与えてはいけません!! ダメです!!
ついつい、やりたくなる人が多いようですが
こうした時期には絶対に余計な事をしてはいけません。
花を咲かせて実をつけるという行動は、妊娠出産と同じ事です。
植え替えたばかりの根付く前の時期は、弱って病院に入院しているような状態です。
大変デリケートな時期に、今までと違う環境を強くことは
植物にとってストレスにしかなりません。
こういうデリケートな時期こそ、 ”今までと同じ” にすることが大事です。
まずは、水やりの頻度が多すぎないか、自分で確認をします。
乾いたらあげる、に戻し、鉢皿を使っている場合は外します。
置き場所に関しては、今回の場合、ちゃんと花が咲いているので
日当たりは問題ないと思われます。
あと考えられるのは、肥料が不足しているか、鉢が狭いことです。
秋に植え替えをしているようですが、その際に
いつまで持つくらいの肥料をあげたのか、
もともとどのくらいのサイズだった苗をどのくらいのサイズの鉢に植えたのか
分からないのでなんともいえませんが・・・
春・秋の植え替えの際には、半年持つように元肥を与えるのが基本です。
鉢は、植え替え前より一回り(ワンサイズ)大きな鉢に植えるのが基本です。
株が大きくなったり、花つきの多い品種の場合は、肥料が足りなくなるので開花中に追肥を与えます。
これは、買ったときに、買った花のラベルをよく読んで指示に従うのが基本です。
ラベルは捨てずに鉢に挿しておきましょうね!
基本的には、これで大丈夫です。
あとは、花が咲き終わった時期に、切り戻し(剪定)をします。
そのやりかたを、うちのマーガレットで写真を撮ったのでお見せしますね。
基本的なやり方は、このお手入れページに書いてあります。
・基本のお手入れ・・・http://blumeleben.com/garden/c3.htm
マーガレットは、春秋に花が咲くので
3.の春秋剪定になります。
本来なら、バッサリ切るのは秋でいいのですが
今回、うちのマーガレットは、秋の剪定をし忘れて
丈が伸びすぎてしまったのでバッサリ切りました。
丈が伸びすぎてしまうと、下の方の葉が落ちて、新芽も出なくなります。
マーガレットに限らずどの植物でもそうです。
間延びしてしまい、ひょろひょろになり、花も少なくなってしまうので
年に1回はバッサリ切りましょう。
この『バッサリ』切るのは本来は 『秋にやる剪定』 の切り方です。
バッサリ、草丈の3分の1くらいまで切ります。

このとき、葉っぱがまったくなくなってしまうと
ちゃんと育つのか心配>< という場合は
まず半分くらいの枝をカットしてください。
この写真もそうなってます。
2週間もすると、切った枝の切り口の下の方から新芽が出ますので
そうしたら、残りの枝もバッサリ行ってしまいましょう。
こんな感じです。

切った枝は、切り花として飾ってもいいし
春か秋なら挿し芽で増やす事もできます^^*
また2週間もすれば、あとで切った枝にも新芽が出ます。
これで来シーズンも大丈夫!
肥料は切ったときより、新芽が出て落ち着いてからあげたほうがいいですよ。




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