おうち花マイスター*本多るみ
今年は、我が家の周辺では
まさに彼岸に満開です、彼岸花

ケータイ写真なので写りは良くありませんが^^;

彼岸花


彼岸花(ヒガンバナ)の名は
”秋の彼岸のころに咲くから” というまんまな理由から来ているようです。

この花には、全国でさまざまな別名があるようですが(千種以上とか??すごいですね)
”曼珠沙華(まんじゅしゃげ)” がもっとも有名でしょうか?
この呼び名は仏教(法華経)の中のサンスクリット語(梵語)からきているといわれています。

  (仏教にまつわる花、として
   ハスの花にも質問をいただいているので
   そちらはまた今度書きますね)




球根に毒があります。(球根植物です)
食べると中毒症状を起こしたり、死に至る事も・・・
(毒抜きもできるそうで、食用にする場合もあるそうですが食べないでね)

田んぼやお墓に多いのは
これも、シキミと同じく
人が、この毒を利用してネズミやモグラなどの動物を避けるために植えたようです。


主に赤色ですが
たまに白があります(真っ白というよりはクリ-ム色に近いです)




で、この彼岸花。

お墓に生えているにもかかわらず
仏様に供えるのは×、と言われることが多いです。

それ以外にも、基本的に
この花を切って飾ることは、日本ではタブー視される場合が多く

呼び名も「死人花」など不吉なものも多いです。


お墓に植えることから、縁起が悪いイメージがあったり
毒があることからも、不吉なイメージがあったり
真っ赤な色も、不吉な連想をさせたりと
良くないイメージが重なって、

日本では「縁起が悪い花」に良く挙げられます。






なんですが。

最近は花屋さんで切り花も売ってたりします(爆)

今の季節、球根も普通に売ってます。
赤や白のほか、ピンクや黄色(山吹色)も見かけますね。

花屋さんでは、”ヒガンバナ”とは言ってません。
”リコリス” と言っています。

仏教と無縁な西洋では
この花が「縁起が悪い」なんて考えは全くない
ため
いろいろな園芸品種が開発されています。

花屋さんに切り花で出ているのはピンクが多いかな。




私は個人的に白い彼岸花が大好きで
子どもの頃、「白い彼岸花」があるところまで
良く見に行っておりました。
(縁起が悪いどうのこうのは当時も全く気にしていませんでした)

今も、白を見かけるとじ~~~~っと眺めて満喫しますv
最近は、球根も良く売っているので
植えているお宅が増えて嬉しいです(笑)

これもちろん、球根を植える人がいるから増えるわけで。
(地植えなら周辺にも広がっていきますが)

今、花屋さんでリコリスの球根を買ったり
切り花を買ったりする人は
私と同じように、
単純に 「花がきれいで好きだから」 だと思います。

そこに 「動物除けのため」 とか 「毒があるから」
っていう人はほとんどいないと思われます。
「縁起が悪い」と思っていたら自宅の庭に植えないでしょう。




要はこれも、気にする気にしないの問題ですね。
個人の価値観の問題です。




花はただ、キレイな花を咲かせているだけなので
それを 「どう思うか」 は
その人その人の価値観や宗教観の問題なので
個人の判断でどうぞ、ということになります。



毎度毎度、言っている気もするのですが^^;
どうにも気にしてメールをくださる方が絶えないので書いときますね。

その花が気に入ったなら
縁起が悪いとか気にせず
好きに楽しめばいいですからね!

(お供え物や、プレゼントにするには相手の価値観を気にする必要がありますが
個人で楽しむ分には全く問題ありませんよ~)
 
 
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